アストラル・トラベルの現実

私たちは毎晩、アストラル・トラベルという旅に出ます。私たちがそれを知っているかどうか、覚えているかどうか、扱えるかどうかは二の次です。しかし、アストラルトラベルという現実を体験するのに役立つテクニックは数多くあります。それらについては後ほどご紹介します。

アストラル体

私たちには肉体のほかに、自然が与えてくれた別の肉体が備わっています。肉体が眠った瞬間、アストラル体は肉体から切り離され、アストラル界と呼ぶことのできる高次元の旅に出ます。目を覚ますと、アストラル体はすぐに肉体に戻ります。そしてその瞬間、私たちはアストラルの旅の経験を思い出すことができるのです。

アストラル界にいたときのことを何も覚えていない人もいれば、夢を覚えている人もいますし、夢の中で自分がアストラル界にいることに気づく人さえいます。これらの違いはいくつかの要因によりますが、そのうちのひとつは、個人が持っている「目覚めた意識」の度合いです。

幽体離脱体験

私たちは皆、一度や二度は、自分でも説明できないような不思議な体験をしたことがあるでしょう。ある人は目覚める前に、まるでチューブを通り抜けたかのように急降下したと感じたことがあり、またある人は予知夢を見たことがあり、私たち一人ひとりの体験は枚挙にいとまがありません。つまり、これらは検証可能であり、アストラル・トラベルの現実の小さなサンプルなのです。

一般的に、人は肉体的に眠っているとき、何をしているかというと夢を見ています。そして目覚めたとき、夢だけを覚えているか、あるいはこれまで述べてきたように、まったく覚えていないことがあります。これらの夢は、自分の心の投影にすぎません。自分の考え、恐れ、感情、本能が、アストラル界での経験として目の前に現れるのです。

しかし、練習を通じて得られる、より意識的で有益な経験は他にもあります。

アストラル面で目覚めることに成功した人は、夢を見なくなり、その世界のすべての不思議を知ることができます。今まで謎に包まれていたことです。

アストラル・プレーンは永遠であり、過去と未来はそこでひとつになります。アストラル・プレーンには、私たちが知っているような時間、重力、物質は存在しません。そのため、一瞬にして宇宙のあらゆる場所に移動し、万物の実在を知ることができます。アストラル面では、自然の記録を研究し、これまでの歴史や未来を見ることができます。しかし、覚醒するためには練習が必要です。

幽体離脱の練習

• 寝室は清潔に整頓しましょう。香水はできれば自然の香りのものを。ヘッドボードは北側に置き、地球の自然な磁気を利用しましょう。
• ベッドに仰向けに寝て、おへそに手を当て、深呼吸をして身体をリラックスさせます。眠くなることは大切ですが、疲れすぎるのはおすすめできません。
• 自分自身を、達成されているのと同じ無気力状態の集中状態に誘い込み、マントラム：FARAOMを繰り返し口にします。このマントラムの発音は 精神的に というように音素を伸ばして3音節に分けます：ファアアアア...ラアアアア...ウーム...。
• 目標達成まで毎日就寝時に練習。継続は力なり。

「生徒（...）は、マントラムを精神的に唱えて眠りに誘い、すでにうとうとしている時、眠りの倦怠感を感じた時、自分自身を風、気体、何か微細なものであると想像し、自分自身がすべて気体であり、気体であると感じ、その状態で、自分自身をこのように気体であり、微細であると感じ、そのことを忘れなさい。 肉体の重苦しさを忘れ、好きなところに飛んでいけると思いなさい。精神的な跳躍の問題ではなく、このすべてを行動、具体的な行為に移すことが急務なのです。肉体を離れたら、家を出て、アストラル体で（...）好きなところへ行きなさい」。 サマエル・アウン・ウィオール、『完璧な結婚』。

読者の皆さん、グノーシスとは知識です。そうでなければ、グノーシスはグノーシスでなくなり、単なる理論になってしまいます。だからこそ私たちは、この超越的な叡智を実践し、信じる必要も信じない必要もなくなるよう、皆さんをご招待しているのです。なぜなら、あなた自身の検証によって真理に到達し、真の科学者、宇宙とあなた自身の小宇宙の研究者となるからです。

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